遊び=自由+ルール


前回まで4回にわたって「自由」についてのブログを書きました。

その際申し上げましたように、それはある教育系研修において「自由・遊び・学び」をテーマとしてグループワークから生まれたものです。

今回はその中の「遊び」についてのまとめです。

 

遊びについて文献を複数読んでみましたが、遊びの意義を追究したあまり書籍がなかったです。

西川正さん「遊びの生まれるところ」、ピーターグレイ「遊びは学びになぜ重要か」は、教育関係者は必読だと感じました。特にピーターグレイの本は素晴らしいです。

「遊び」が難しくなる時代、遊ばないままに大人になって、それが再生産され、常識になっていくんだろうな。

それにより失われるモノだけでなく、得るモノがあったとしても、私は「人類が長い歴史の中で獲得してきた遊び」「遊びによって得た人生の醍醐味(より実利的にメリット)」が少しでも

 

カイヲア著「遊びと人間」に「遊びは、自由と規則という矛盾する二つを抱えている」という言葉を見つけました。

「野生動物の自由」「社会性を成り立たせるための規則」をうまくつなぐもの、それが遊びなのかとも思いました。

 

「遊び=自由+ルール」と捉えた上で考えてみると、なぜ遊びが面白いのか、どういう意味があるのか。遊びとは学びに相違ないとか色々と考えが広がります。

遊び的な思考なのでしょうか?

今回のLCL研修の中でプロジェクト・アドベンチャーの活動もありました。

究極の遊び=アドベンチャー(冒険)を洗練した形で取り込むことで、学びと遊びが深くなるような感覚を持てる素晴らしい体験でした。

 

クルト・ハーンさんの提唱が、一つはUWCになり、一つは新大陸にてProject Adventureに広がっていったとか。とても興味深い

さらにExpeditionary Learningというのもあって、(別本からですが)カヌーに生活道具を積んで川を下ることを修学旅行とするカナダの学校もあるそうです。

ああ、なんてうらやましい。そんな学校が創れたらいいなあと思います。いや、創ろう!

 

<堺谷武志の略歴>

大阪出身、京都大学工学部、南カリフォルニア大学MBA、三菱UFJ銀行(海外駐在やアジア戦略担当)を経て独立。2006年インターナショナルな環境で人と自然にふれあうプリスクール「キッズアイランド」設立。保育士。一女の父。週末登山家。

2019年教育起業家とともにNPO法人ソダチバ・プロジェクトを設立し、代表理事に就任。幼稚園でもインターでもない第三の選択肢「HILLOCK Kinder School」を設立。将来は「ヒロック・オルタナティブ小学校」を設立たいなぁと活動中です。
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