マイ・ブッカバ・チャレンヂ②リンカーン


【マイ・ブッカバ・チャレンヂ②】
小学生の時の愛読書。
エジソンや野口英雄、からだのひみつ、恐竜のひみつ、ウルトラ兄弟などもはまりました。

リンカーンは大人になってからも何冊か読みました。
当然「かわいそうな奴隷を解放したえらい人」というだけではありません。
300勝1敗の最強レスラー、発明家で特許保有、歴代大統領で最高身長、などエピソードには事欠きませんが、インディアン徹底迫害はショック。
偉大な業績もうがった見方をすれば、60万人もの死者を出したダメ指導者、実は白人至上主義、勝つために奴隷解放をしたご都合主義、と言えなくもありません。
写真ではあんな憂鬱な顔をしながらジョーク好きで、戦争中には部下から不謹慎と叱られたとか。

手元にあるリンカーン書簡集は同僚(Deep south出身!)が昔贈ってくれた古書で宝物です。1942年出版のブッククラブ発行の本で米国教養人の奥行きを感じます。戦争中ですから。

地方議員への立候補演説が印象的でした。
「私には偉大なことをなし、人に認められたいという野心がある。
私は若く、地位も名声もない、有力な後ろだてもいない。
お役に立つ熱意はあるが、あなた次第です。
思いが届かなければ裏方にひっこみますが、そこは慣れ親しんだ場所です」
仕上がる前のリンカーンが新鮮w。演説は当時からうまい。

ステイホームウィークに改めて文庫本、映画を見ました。
ライバルとチームを組み、本当のハラは見せず、時にはズルもしながら、結果として絶妙のタイミングでことをなしていきます。やっぱりヒーローです。

なぜ、私はリンカーンに魅かれ続けるのか?
やはり、自由を追い求め続けること(そこには不自由が伴う)にあると思います。
・自由な人民が国を治めることはできる。奴隷は自らの自由を奪う行為でもある。
・自由を守るため、法を尊重する一方、前進させるために変えなければならない。

私の人生は平凡で、自由というより単に気ままにすぎない。笑
でも、私は彼に思いをはせると希望が湧きます。
それに平凡でも、その心がけや実践を少しくらいはまねすることはできるかもしれない。

若きリンカーンにならい、自分に対して宣言します。
「私にも地位もお金もない。もはや若さすらない(笑)。それでも、チャレンジはできる。ないことをなげくのではなく、持っているもので勝負しよう。」と。
というわけで、飛躍しますが、認可外小学校を創る旗はなにがあろうと下ろしません。

PS:少し異なる観点での気付き
当時(1860年前後)死は身近だったことを再認識しました。リンカーンやその周辺の人も、戦争だけでなく、伝染病やお産や殺人でどんどん死ぬ。日本も戦後すぐまではそうだったでしょう。
日常から死を遠ざけられる現代の暮らしは確かに快適です。
でも、自分も含め今回のような突発時における腰の据わらなさは何なのだろう。
当時の「悲しいけど、だからこその潔さ」「最後は哀しみながら前に進む」のような開き直りが必要なのかもしれないと思いました。
色々あるけど、泣き言はやめて、ハラくくっていくしかない。






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