今こそあえて言う「子どもは三密で育つ！」（4/24FB投稿）

そう、子どもは「密」が好き、子どもには「密閉、密集、密接」の環境が必要なのです。
子どもは経験で学ぶ、遊びで学ぶ。
そして、遊びのほとんどは「密」です。秘密基地なんかその代表。

（注：いずれも休校前の写真です）

実は大人だってそう。恋愛だって、スポーツだって、仕事だって、密だからおもしろい。密は仲間づくりの基本。
それは人の本質。
だって、人類はつながること（社会性）を最大の武器にして繁栄してきたのだから。

そして、コロナ。
言いたい人の気持ちもわかりますよ。でも…
公園に本当に行ってはいけないのか（三密じゃないでしょ）
スーパーに子どもは連れて行ってはいけないのか（唯一の楽しみかもよ）

子どもはふれあいを通して、育ち、学ぶ。
それは、自然の摂理、くみこまれた本能、ソダチを支えるもの＝ソダチバ。

今、ソダチバは全面的に取り上げられている。

誰も悪くない。大人も困っている。コロナウィルスでさえ悪気はない。
だけど、子どもたちはもっともっと困っている。
うまく言葉にできないだけで本当に困っている。

「子どもにとってどうなんだろう」とほんの少し心を傾けてみませんか。
不思議なことに自分の気も楽になったりするときがあります。人は社会的動物、思いやりの生き物ですからね。

PS:
キッズアイランド設立から、こんなに長い間、子どもの笑い声、泣き声、におい、ハイタッチ、ハグが身の回りからなくなったことはありませんでした。

都会の中に「自然とひとにたっぷりふれあう」プリスクール
ワタシはナニをタイセツにしたかったのか、改めて原点をかみしめています。
キッズアイランド、ソダチバ・プロジェクト、HILLOCK幼児園…現代社会に失われがちな「ふれあい」をタイセツにしようとしてきた。
人のぬくもりにふれ「捨てたもんじゃないよな」とか、雄大な景色を見て「生きててよかった」と感じることこそが、人生のスタートにおいて大切ではなかろうかと。

私自身起業以来14年間で初めての経験で、戸惑っていて落ち着かない日々を過ごしています。

でも、子どもはそれ以上なのだろうと思います。
お母さんたち（お父さんたち）、あのエネルギーを前に苦労しているだろうと思います。
オンラインもやっているけどそれは大人の理屈、少なくとも幼い子どもには本質たりえないと感じています。

多くの子どもは外で友だちと遊びたい！
なぜそれが楽しいのだろう。それは動物として必要だからです。

「命」とは、つきつめれば「時間」です。
今一時的に「育ち盛りの時間」から「成長に必要なふれあい」が取り上げられています。
これも深い意味では「命」につながる問題なんですね。

「10歳未満の致死率はほぼ0％のコロナウィルス」のために、子どもの命が削られている」…
大げさに言うとそんな表現もできます。総じて命ってもっとタフなものだとは思っています。ですが、特に家庭環境に恵まれない子には切実な話です。

今は、自粛は仕方ないのでしょう。
感染しないこと、しのぐこと、その後の経済活動の再開、それも大切。一人ひとりが誠実に向き合っていくこと。

今は仕方ないけど、しのぎつつ、もう少ししたらどうにかして子どもたちにソダチバを戻す。ことわたしにとっては、それが大人としての務めかなと思っています。