学び方のバージョンアップ(人と会う編)
先日、前職の先輩に久しぶりにお会いしました。
その際の話の一つが「3000人の企業オーナーと会って得た教訓」です。
私が起業をしているがゆえの話だったのですが、職業に関わらず役立つ話だと思いましたので、ぜひシェアしたいと思います。
重役に上り詰めている金融のプロが、実際に3000人と会った肌感覚から得た教訓ですので、貴重だと思います。
スライドをご覧ください。
1.情報流入ルートが狭くなる
企業オーナーを続けていると、どうしても情報流入ルートが狭くなってくるそうです。
- 付き合いがサークル化する。仲良しとつるむようになる。
- 悪い情報が入らなくなる。
などの特徴がでてくるとのこと。
2.実験するチャンスが増える
一方で、成功とともに実験するチャンスが増えてくるそうです。
- 成功のパターンが身についてくる
- 様々な「うまい話」が舞い込んでくる
3.結果として、大きな実験をして失敗するリスクが増える
情報流入ルートが狭まる一方で、実験をできるチャンスだけは増えてくるので、チャンスの数と規模が段々と大きくなる。
そして、いつか大きな失敗をする、そんなリスクが増えるとのことでした。
4.防御策としては「事前に仕組み化」すること
これらを防いでいくには、
①情報ルートを無理やりにでも広げる
②反対される機会が持てるよう、セカンド・オピニオンを取る
この2つを仕組み化すること
ポイントとしては、意識して会うようにする、だけでは不十分で、それを仕組み化するということだと思います。
「①情報ルート拡大」はある程度できている
私は「1.情報ルートの拡大」については、偶然にもここ2年半、意識してつき合いを広げる動きをしてきました。
SNSや会合、特に自分より若い方との出会いを大切にしてきました(おっさんが苦手ですので。笑)
最近は研修を通じて出会う方も増えています。ただ、話をするだけでなく、研修での協働作業をすることで、より深い刺激を受けたり、相互の理解が深まったりと質にも変化が出てきました。
私の場合は「今の若い人達は…」なって言っている場合では全くありません(というか、私の若い頃よりひどい人をほとんど見かけませんから。笑)
私は「変化の時代は、若い人ほど偉い」と思っているクチですから、新しく出会った人の90%は自分より若い人で、彼らにいかにすり寄るかが課題です(苦笑)
実際、たくさんの素晴らしい方にお会いました。教育起業家、教員、教材会社やコンサルの方、など。
特に印象的だったのは「女性がすごい」ということです。私が感じるのは、
- 言い訳をしない、思い切りがいい
- 本質的である
- 周りをしなやかに巻き込むチカラ
よい刺激を受けるなどと言う余裕もなく、けっこうそのパワーやスキルに圧倒されます。
「②セカンド・オピニオンを取る」はこれからの課題
一方で、セカンド・オピニオン取りという観点ではどのようにして仕組み化するかは大きな課題です。
今後はこれまで以上のチャレンジが続きます。
今年度はHILLOCK駒沢立上げ、週末クラス及び夕方クラスの立上げ、2年後にはオルタナティブスクール(認可外小学校)創設など。ステークホルダーの人数と幅が一気に増えてきます。
セカンド・オピニオンについては、信頼する起業家仲間に話を聞くというのでは不十分かもしれません。
自分自身が聴きたい意見を言ってくれる人を無意識に選んでしまう可能性もありますからね。
一方で、似た立場・経験・利害関係など何か共通となることをシェアしていないと、深いオピニオンにはなりません。
- 多様性のある人から、いかに深いオピニオンをいただくか!
どういう方法があるのか、これからもちょっと頭をひねってみる必要があります。
以上、今回は「学び方のバージョンアップ(人と会う編)」についてシェアさせていただきました。
少しでも参考になればハッピーです!
<堺谷武志の略歴>
大阪出身、京都大学工学部、南カリフォルニア大学MBA、三菱UFJ銀行(海外駐在やアジア戦略担当)を経て独立。2006年インターナショナルな環境で人と自然にふれあうプリスクール「キッズアイランド」設立。保育士。一女の父。週末登山家。
2019年教育起業家とともにNPO法人ソダチバ・プロジェクトを設立し、代表理事に就任。幼稚園でもインターでもない第三の選択肢「HILLOCK Kinder School」を設立。将来は「ヒロック・オルタナティブ小学校」を設立たいなぁと活動中です。
(プロフィール詳細はこちら)(ヒロックの想いはこちら)
著者・堺谷武志が運営するプリスクールは「キッズアイランド」はこちら
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