子育てサプリ:これは大変!専業主婦ならではのストレス


対策はまだまだ十分でないにせよ、働くお母さんへの社会的関心は高まってきています。

待機児童問題やイクメンなどのキーワードを目にすることも多いでしょう。

 

しかし、専業主婦はどうでしょうか?

どうも前からずっと気になっていたので、深堀りしてみました。

 

 

ほとんどのお母さんが経験する「育児ストレス」

 

オウチーノ総研さんの調査によると、多くのママが育児ストレスを感じていらっしゃるようです。当然ですね。

  • 85%のお母さんが、育児ストレスを感じている

そして、育児ストレスが高じてしまうと…

  • 60%のお母

  • さんが、「些細なことで子どもに怒鳴ってしまった」ことがある、など

 

そして、そのストレス解消方法についても述べられています。

育児ママのストレス解消法は3つ

  1. よく寝て

  2. おいしいものを食べて

  3. ママ友と話す 

確かにこれなら解消できそう。問題は「そんな時間、どこにあるねん!」ということでしょうか。

残念ながら、夫への相談派は20%以下で「おいしいもの」に完敗です

そうです、ストレス解消方法としては、夫はアイスクリームにかなわないのです(笑)

 

(出所)オウチーノ総研:育児ママのストレス解消相手は夫よりママ友?

 

専業主婦の育児ストレスは、兼業主婦の2倍!

 

オウチーノ総研は、別の調査で家庭生活ストレスについて、専業主婦と兼業主婦の比較をしています。

 

主なポイントとしては、

  • 夫へのストレスが一番大きい(ここは男性陣の一人としてはスルーしたいと思います)
  • 2番目が子どもへのストレスで専業主婦と兼業主婦の差は2倍以上

 

出所:オウチーノ総研、主婦の「家庭と仕事のストレス」実態調査

 

専業主婦には、逃げ場がない?

 

専業主婦ならではの育児ストレスを、前述調査と個人的な経験から整理してみます。

 

  • 子どもといる時間が長い。幼稚園に行くまでは、ほぼ24時間365日一緒。
  • 子どもは、親の言うことをきかない。特に1~3歳。
  • 育児面では夫があまり役に立たず、逆にストレスになる(場合がある)
  • 時代が変わって都会では「地域・ご近所さんのサポート」がほとんどない。特に、転勤・転居で実家や友人から離れて暮らす場合はNo help状態。
  • 専業主婦なので「子どもの世話はしっかりしなきゃ」と自分を追い込む

個人的な見解ですが、

兼業主婦は仕事と家庭の2つの世界を持っていて、ある程度強制的に切り替えができるのですが、

専業主婦は家庭だけなので、こと育児ストレスについては「逃げ場がない」状態なのではないかと思います。

悪循環に入ってしまうと、家の中で母と子が二人で煮詰まっていくこともあるようです。

 

なお、兼業主婦には仕事という別のストレスがありますし、

一概にどちらが大変という比較をしているわけではありませんのでご理解ください。

 

事実を押さえた上で、対策を考えよう!

 

  • まず、育児ストレスが存在する事実を受けとめよう!夫にも理解してもらおう!

→ あなたは十分がんばっています。自分の努力不足と思ったり、自分を責めたりしないようにしてください。

 

対策としては、主に2つ。

  • 自分だけの時間を確保しよう!そして、ストレスを小出しにしよう!

→ 「寝よう、食べよう、しゃべろう!」。それが、子どものためにもなるのです

 

  • 子どもの発達段階を頭で理解しておこう!

→ 例えば、1~2歳の子がなぜ言うことを聞かないのか理解しておきましょう

(特に、5歳くらいまでのイメージ図を持っておくといいと思います)

 

 

PS:

 

今日は、専業主婦の育児ストレスについてお話しをしました。

 

私はキッズアイランドにご入会いただいた多くのお母さまと話をしてきました。

 

サラッと育児を楽しんでいるように見えるお母さんも、実は内心ストレスを感じているだろうということが垣間見られます。

特に、地元でない場所で身よりがなく、夫が仕事で忙しかったりすると、その心身への負担は大きいはずです。

 

なぜでしょうか?

これは実はかなり根深い問題です。

子育ては、長い間、母親が中心となりながらも、家族やご近所さんが様々な形でサポートしてきたと考えられます。
しがらみもあったでしょうが、それがヒトの子育ての伝統だったと思うのです。

 

しかし、ここ数十年の都市化、核家族化などの大きな社会構造の変化によって、その図式は完全に崩れました。

この変化によって、母親そして子どもにも大きな負担がかかっているという点は意識しておく必要があると思います。

行政も頑張っているのでしょうが、予算制約もあり不十分だと思います。

 

ですから、保護者も周りの人間も、新たな常識(=心の持ちよう、新たな機能の活用など)を身につけていく必要があるでしょう。

 

それぞれの家庭として、そして社会として
「多少のストレスは感じながらも、ためこまず、子育てを楽しめる状態」を新たにどう作っていくか…

色々な工夫が必要そうです。

 

 






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