女の機嫌の直し方(黒川伊保子、2017)
男子校の社会科の必読書にしてほしい本です(笑)
もっと早く出会いたかった。大学生で読んでいたら、人生変わっていたかもしれない。
あるいは、男女にはそれでも越えられない脳の深い溝があるだろうか?哲学的です。
男の脳と女の脳は違う
男の脳と女の脳の違いを、男性の脳科学者ではなく、女性の人工知能専門家が書いたのが、なんというか現代的です。
「話を聞かない男、地図が読めない女」(2000年)で男と女の脳の違いの話を読んだときも「へぇ~」と思いましたが、本書は「では、男性はどうしたらいいのか」という解決策まで示してくれています。
では、どんなことが書いているか?
・奥さんが「腰が痛いの」といったとき、「病院に行ったら」は不正解。では、なんと言えばいいのか?(まさに、先週これで失敗したばかりでした。。。)
・なぜ、そう言わないといけないのか?それは、脳の仕組みが違うから。
・最近は、右脳と左脳をつなぐ部分の太さが違うということまで判明しているとのこと。
・女はなぜ話が長いか、話を蒸し返すのか、急に不機嫌になるのか、などの謎の答えがわかる。
・個人的には、ウルトラの母の例え話は、面白くて秀逸。
男性脳的な人工知能(AI)と女脳的なAIでコミュニケーションをさせると破綻するそうです。それくらい、思考回路が違うらしい。
この本では、女の思考回路=気持ちを、男の脳でも理解できるように翻訳して、懇切丁寧に書いてくれているのです。
それがすごいです。菩薩のようです。
僕には、逆のことは絶対にできませんから(男の思考を女の言葉で翻訳するなんて!)。
脳の回路が無限ループに入ってしまいそう。
私から著者へのお願い
次作はぜひ「男の無神経さの流し方」を書いてほしい。
そしたら、それを嫁さんにプレゼンとしたい。
あっ、でもそんなことしたら、またすっごい機嫌が悪くなっちゃうのか(笑)。
あぁ、女子って難しい!
<関連ブログ>
書感:世界基準の幼稚園(橋井健司)
<堺谷武志の略歴>
大阪出身、京都大学工学部、南カリフォルニア大学MBA、三菱UFJ銀行を経て、キッズアイランド設立。保育士。一女の父。
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