バイリンガル教育:「英語が話せて損をしちゃったよ」という話
いきなり罠にはめるようでスミマセンでした。
「英語が話せて損をしちゃったよ」という話、少なくとも僕の周りでは聞いたことがありません。
そう、英語を話せるとやっぱり結構良いことが多いのです。
今日は、バイリンガルについて以下の話をしてみたいと思います。
・バイリンガルになったらいいことありそうだ
・小さい頃からの方が有利そうだ
・で、どのレベルを目指すのか?
・どうやって進めていけばいいのか?
バイリンガルのメリット
バイリンガルのメリットについては、すぐにいくつかあがりそうです。
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英語(=世界の共通語)が使えると、公私ともに世界が広がる
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様々な人や文化に触れることで、人生にいろどりが増える
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ものごとを相対化する能力が高まり、視野が広くなる
もっと切実に
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「これからの時代、英語くらい話せないと、メシが食っていけないんじゃないか」
ということもあるかもしれません。
このようにメリットは大きいのですが、英語も究極的にはツールだということです。
目的は英語ができることではなく、英語を使って何をしたいのか、
さらにいうと、「どういう人間になりたいのか」ということかと思います。
小さい頃からの方が有利そう
次のような話は、一度は耳にしたことがあるでしょう。
海外赴任をしても、子どもはすぐに言葉を覚えて、コミュニケーションするようになる。
小さい子どもほどすぐ慣れる。
同時に、帰国後に忘れるのが早いのも、小さい子どもの特徴です。
これらのことから、バイリンガルになるには、理論上は、
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小さい頃から始めた方がよさそう
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大変だけど、続けていくことが大切
ということが言えそうです。
どこに目標を置くのか?
実は、バイリンガルという言葉、非常にあいまいです。
海外旅行で苦労しない、勉強や仕事で使う、ビジネスをまとめる、論文をかける、などなど…
では、目指すべきレベルはどこか?
一つのアイディアとして、親の勝手な希望として以下の目標はいかがでしょうか?
「大学(または、大学院)に留学ができるレベル」
留学経験者は「行って人生が変わった。」と口をそろえます。
私も企業派遣でMBA(経営学修士)留学したのですが、前の会社にはとても感謝しています。
知識もさることながら、考え方や度胸や人生に大切な経験ができた気がします。
ただし、留学はあくまで本人が望めばという話です。ゴリ押ししないでくださいね~(笑)
費用の負担もありますし、短期留学でもいいと思います。
制約がないのであれば「高校か大学時代に短期留学して、大学院は本格留学」が理想ですね。
日本を飛び出していろいろな経験をするのは若者の特権ですので、お薦めしたいです。
(そのずっと前の時点で、インターナショナルスクールに通わせたり、親の海外赴任で現地校に行ったりするケースもあるでしょう)
では、どうやって進めていきましょうか?
・小さい頃から始めた方がよさそう
・20歳前後にかなり使えるレベルを目指そう
この20年間をどのように過ごしていくか、なかなか一筋縄ではいきません。
この「進め方」については、丁寧に説明をしたいので、次の機会にお話ししたいと思います。
PS:
今回は、バイリンガルの実利的なメリットに焦点を当てすぎてしまったかもしれません。少し反省。
本質は「よりよく生きるためには」ということかと思います。英語に限らず、ですが。
例えば、留学中に、英語が下手でバカにされたり、少し人種差別的なことを言われたり、ということがありました。
「アメリカって、やっぱり差別があるなあ」、日本では稀な経験で、モヤモヤした気分になりました。
このモヤモヤ話をずっと後である先輩(元祖帰国子女)にしたところ、
「人間には、差別をするヤツと、しないヤツがいる。アメリカも日本も関係ないよ。
で、結局は、自分はどうするかだと思うよ」と言われました。
「なるほどなぁ~。じゃあ、僕は当然しない方の人間になりたいよな」
「それと、この先輩のようなモノの見方ができるようになりたいな」…
ほんの一例ですが、海外に行くと、自分を成長させる気づき、これがたくさん見つかる気がします。
(それと、酒の肴になる笑い話のネタもたくさん見つかります。ここも結構重要です)
私自身は、これが本当の魅力かと思っています。
(とまあ、こんな立派なことを素面でシャアシャアと言ってのける自分も偉くなったもんだと、ちょっと苦笑いしています。)
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