困った上司の処方箋(変人的対処術2)
前回「困った上司の処方箋(変人的対処術1)」をブログに書いたところ、続編のリクエストがバンバン(うそです、お一人)来ましたw
今回は中堅時代の「困った上司の処方箋」です。
身近な上司というより会社や経営陣などへの不満やストレスを感じたとき用です。
- うちの会社は世の中の変化についていっていない。
- 経営陣は何もわかっていない。
- こんなに頑張っているのに報われない。あんな人が上に行くなんて…
そこからは(昔風に言うと)赤ちょうちんで「バカヤロー」…みたいな流れです。ストレスたまりますよね~
逆に中堅でこのようなストレスがない人は、よほどの大物か、諦めている人かなとも思います。
ですから、ある程度のストレスはいいのでしょうが、ためすぎると…
- もがくほどに、長時間労働、運動不足、メシと酒でうさばらし…→カラダに悪い
- 俺はこんなにやっているのにと周りがアホに見えてくる→ココロに悪い
- ふと冷静になった時、イヤなら辞めればいいのに、給料をもらいながら文句を言う自分に気づく→アタマに悪い(向上しない)
なんて負のスパイラルに入りかねません。ああ、当時の自分を思い出すw
自分の心身の健康を保つための処方箋
今回の処方箋、何も会社や経営が良くなりますよという話ではありません(それができれば、すごいコンサル料がw)
負のスパイラルから抜け出して、心身ともに健康に生きるためのものです。
それは
トップ宛に提案書を書く
これだけです。意外にシンプルな方法でなぁ~んだと思いました?
でもこれが意外に自分のハートに効くのです。
文句を言うなら裏じゃなくて表で言おう!それがイヤなら辞める。
せっかく表で言うならトップに伝えるという発想です。
(せっかくなら中途半端な上司ではなく、一番上に。子会社なら本社社長、学校なら校長ではなく首長とか。)
当時、恥ずかしいくらいに青臭い内容をA4で10枚程度にまとめて頭取に送りました(笑)
- トップ自ら現場主義を徹底してほしい
- 権限移譲と結果責任の明確化
- 経営陣と組織のスリム化
- 自分の夢、新事業の提案、等々
チラッと「トップ宛の直訴なんてしちゃって大丈夫?」という考えも頭をよぎりましたが…
- 悪いことをしているわけではない
- 法律上、クビにはできない
- 飛ばされる可能性は否定できないw(が、飛ばされるようならそんな会社は辞めた方がいいと思った)
と思って、進めました。
その際の留意点は以下の通りです。
- 礼儀正しく丁寧に。多くのトップは老眼なのでフォントは大きくw(←フォントはむっちゃ大切w)
- 個人の責任で行う
- 一応、飛ばされた場合のハラは括る(あとでいかに悪口を吹聴するかとかw)
結果ですが、とても配慮の行き届いた深い返信をいただきました。
たまたまかもしれませんが、その後若手懇親会があって、ランチをご一緒させていただきました。
単純なので一発で「ええ人やん」と思ってしまったり…ちょろいですね、私(笑)
処方箋の効用と副作用
この処方箋は本当に効用が大きかったです。
- 言いたいことをぜ~んぶ(しかも、一番偉い人に対して)伝えたので気分がスッキリ
- 他の人から不満を聞いた時に「じゃあ、トップにお手紙書いたら?」と言える
- 提言を詰めるプロセスで、会社や自分にとって本当に大切なことが学べる。
- トップに宣言したからには頑張ろうとエネルギーを前向きに使える
ただ、もちろんのこと副作用もあります。
- 返信が返ってくるまで、気が気じゃないw
- トップの動きで提案内容と少しでもかぶったら、自分が動かしたと勘違いする(笑)
- サンプル数が少なく安定的な効果が読めない(何人にも勧めたが、周りは苦笑いはするが実践はしてくれないので)
さあ、いかがでしょうか?こちらの処方箋もよくお読みの上、自己責任でご利用ください。
PS:
こんな鈍い私でもEメールの送信ボタンを押すときは躊躇しました。
迷ったらやってみよう!の精神でボタンを押しましたのですが…
「本当に送りますか」とポップアップがでて、また躊躇して、最後は勇気をもってエイっと送信!w
でも、やってよかったと思います。
酒の場で何度かネタにできてそれなりにウケましたし、このブログのネタにもなりましたしねw
なんでもやってみるものです「死なへん、死なへん」
<堺谷武志の略歴>
大阪出身、京都大学工学部、南カリフォルニア大学MBA、三菱UFJ銀行を経て、キッズアイランド設立。保育士。一女の父。週末登山家。
キッズアイランド代表、HILLOCK Kinder School代表。NPO法人ソダチバ・プロジェクト代表理事
(プロフィール詳細はこちら)
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