Wild & Academicの相乗効果で探究がグルグルまわる!
保護者面談も公園でやるw
HILLOCK目黒校のクラス後に林試の森公園で保護者面談をやってきました。笑
放課後も生徒たちは公園で遊ぶのが日課ですので、面談もその場所でやりましょうかとなることがあります。
本当にほぼ毎日のように彼らの多くはここで遅くまで遊んで帰ります。
面白いことに年中以上は遊具で遊ぶことがへってきます。
推測ですが、遊具って基本的には単一目的だしハプニングもないので、ある程度やると飽きてしまうのだと思います。
その点、林試の森公園は樹々に覆われ、アップダウンがあり、季節で表情が変わり、虫がいて花が咲く環境です。発見しかない。笑
縦横無尽に駆け巡ったり、新しい友達を作ったり、あちらこちらに死角があるのもよくて、つるんでこそこそやっている時もあります。
それを保護者達がおしゃべりしながら遠くから緩くみている。
子どもは時々帰ってきて、自分の親だけでなく友達の親にも報告して、麦茶を飲んで復活、また遊びに行く。
もうまさに、Inquiry & reflections (探究と振り返り)を永遠に繰り返しているんです。
そのたくましさを見ていると「昭和の正しい子どもたち」みたいな言葉が浮かびます。
HILLOCKのアクティビティとの相乗効果でよりクリエイティブに
でも、彼らの遊びは大胆でクリエイティブかもしれません。
HILLOCKでは午後にクリエイティブアクティビティをするのですが、その相乗効果が放課後遊びにも明らかに出てきていると思います。
STEM(理数)、Social Studies(社会)、アート、Expressionなどの経験が遊びに創造性をもたらし、そこでの経験がアクティビティに深みを与えていく。
例えば先日のSTEMはStructure。
まずは構造の定義、次に世界の建物構造(エッフェル塔、ピラミッド、お城)などをカード、動画、言葉で楽しむ。
色々と、構造を見て感じて考えて、最終的には「創る」
今回の場合なら、自分の好きな構造を特別なSTEMブロックで創って、ディスプレイします。
(STEMカリキュラムは、先進的教育ベンチャーのSTEMONさんとの共創研究として提供を受けているもので、とても本格的)
HILLOCKでは誰一人として同じものを作りません。
ひたすら高いタワー、サグラダファミリアみたいな複雑な建物、ひたすら横に長細い構造… 本当に創造的です。
外の自然遊びとリンク
その感覚で、放課後を外で遊びます。
Structureを身近な木や石で作ろうとして、多分ブロックのように簡単にいかない難しさを痛感している。この学びが深い。
あるいは金曜日は毎週ピクニックデイ。お弁当を外で食べてたっぷり外遊び。基本は自由遊びですが、時折テーマと絡みが入ります。
例えば、理科の季節と絡めてLook for Autumnプロジェクトで秋を探しながら森を歩く。
これだけで景色が変わって見えます。何かテーマをもって、自然を歩くと、今までと異なる発見がある。
昆虫が流行ったら、昆虫を探して回ってシェアする。
カマキリの卵がどこにあるか教えてくれます。笑
別の機会にはひたすらドングリを拾う。楽しいから。
そして教室の端から端まで並べてドングリ何個分か、あるいは100個のドングリは手で持つとどれくらいの量かなど。
お気づきの通り、これは算数のunit(単位)の考え方につながりますね。
Wild & Academic !
HILLOCKではOutdoorを確かにサルのようwに楽しみます。
でも、ただのサルではありません。
ホモサピエンスとして、とてもクリエイティブに遊びます。
それが自然な流れで、頭や体や心にしみ込んでいきます。
まさにWild & Academic !
HILLOCKそのものもいいんですけど、この放課後遊びの状況こそが理想の「ソダチバ」だなあと思います。
私が子どもの頃に、疲れるまで遊んだ「楽しみぬいた体験」、ここにそんな体験があります。
都会の中の子どもが少し窮屈そうに見えて、何とかできないかと工夫し続けてきましたが、ここに大きな光が見えます。
今をクリエイティブに遊び尽くしているHILLOCKの生徒たち、この体験の多くは大人になる過程で忘れていくかもしれません。
でも、私は確信しています。
楽しみぬいた体験は、無意識のさらに奥にしっかりと刻み込まれてポジティブな感情となり、その後の人生の大きな底支えになるということを。
ということで、今日はHILLOCKのお話をしました(番宣!来年度生募集中!)
1.遊びは「探求&振り返り」にあふれている
2.Academicとの相乗効果で遊びがどんどんクリエイティブに!
3.楽しみぬく体験を子どもたちにぜひ!
少しでも参考になればハッピーです!
<堺谷武志の略歴>
大阪出身、京都大学工学部、南カリフォルニア大学MBA、三菱UFJ銀行(海外駐在やアジア戦略担当)を経て独立。2006年インターナショナルな環境で人と自然にふれあうプリスクール「キッズアイランド」設立。保育士。一女の父。東洋拳法二段、京都伝説のアマバン「コンプレックス」のボーカル。週末へたれ登山家。
2019年教育起業家とともにNPO法人ソダチバ・プロジェクトを設立し、代表理事に就任。幼稚園でもインターでもない第三の選択肢「HILLOCK Kinder School」を設立。2022年4月「ヒロック・オルタナティブ小学校」を設立します!
(プロフィール詳細はこちら)(ヒロックの想いはこちら)
著者・堺谷武志が運営するプリスクールは「キッズアイランド」はこちら
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