私の英語学習履歴(その1)
先月のセミナーの資料から「私の英語学習履歴」を紹介します。
恥ずかしいのですが、大人になってから、あるいは、お子さんへのバイリンガル学習に関するサンプルの一つとしてご参考になればと思い、恥を忍んでの大公開です。
私の事情としては、以下を前提としながらお読みいただければと思います。
- 私自身は英語がとても好きというわけではありませんでした。なので、英語好きの人の話ではないということです。
- 海外へのぼんやりとしたあこがれはありました、そして、そのために英語が必要なので取り組んだのが動機です。
- 語学習得の素質はたぶんあまり恵まれていないと思います。特にリスニング面では苦労しました。今回のご紹介は基本的には不器用な根性論による習得です。もっとスマートな方法があると思いますのであくまで一例とご理解ください。
- 海外に出たことで、人生で得をしたなあという感覚はとてもあります。なので、お薦めしたい!
英語学習歴(社会人になる前)
上記の通り、当時の環境的には極めて普通な取り組み(受験の範囲内)だと思います。
おそらく少し違うとすると以下の二点かもしれません。
- 小学校5,6年生で英語スクールに行ったのは当時としては珍しかったです。ここの先生が優しくて美人だったのが、もしかしたら一番大きな要因かもw
- 大学時代に海外旅行を二回する程度には海外に興味があった。「二回行けたのは留年したから」説が濃厚w
帰国子女でもインターでも大学までに留学もしたことはないという意味ではフツーな感じだと思います。
英語学習歴(社会人のあと)
学習スタンスとしては「世界で仕事をしたいので、そのために必要な英語を学ぶ」というもので、よくある「字幕なしで洋画を見るコトが目標」といった英語好きの方が楽しみながら学ぶといった形ではありませんでした。
初めは留学に受かるためのTOFLEやGMAT、論文の勉強ばかりでつらかったです。中でもMBA留学時代は、「無口なアジア人」時代でした。
授業もディスカッションもクラスメイトとのランチもパーティーも、とにかく何を言っているのかわからない2年間。つらかったです(笑)
- 2年も行けばしゃべれるようになると思いこんでいた。→たぶんこれは人によるのだと思います
- 日本の英語教育を恨んだ(笑)
- 今でもすべては聞き取れない(シットコムのオチがわからない、医療モノ・裁判モノなんかは字幕を見ながらやっと追いつける、なんてことはざら)
要は「なめていて、痛い目にあった」という話です。
以上の経験を通して私が感じたこと
私は感じたのは以下のようなことです(あくまで個人的な感想です)
- 学校英語と実践英語には大きな差がある(こちらは「バイリンガル教育:学校英語 vs 使える英語」をご参照)
- 個人的には「ナチュラルスピードを聞き取れるかどうか」が命運を分ける。リスニング練習は苦行だった(笑)。
- 好きこそものの上手なれの逆バージョンで、英語好きじゃないとかなり根性がいる。
- それでも完璧にはならない。わからないなりにしのぐスキルはとても大切。
そして(天才以外は)「耳もの(英語と音楽)は小さい頃からやった方が有利そう」というのが、私の結論の一つです。
長くなりそうですので、続きは次回!
<堺谷武志の略歴>
大阪出身、京都大学工学部、南カリフォルニア大学MBA、三菱UFJ銀行での海外駐在やアジア戦略担当を経て独立。インターナショナルな環境で人と自然にふれあうプリスクール「キッズアイランド」設立。保育士。一女の父。週末登山家。
教育起業家とともにNPO法人ソダチバ・プロジェクトを設立し、代表理事に就任。幼稚園でもインターでもない第三の選択肢「HILLOCK Kinder School」を設立。将来は「ヒロック・オルタナティブ小学校」を創るべく活動中。
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