発達段階「3歳児」への対応

2020-10-29

こんにちは、キッズアイランド代表の堺谷です。

 

ここ最近は、「発達段階」を知ることが子育てに行き詰まらず、毎日を楽しむための現実的な対応だよとお話ししています。(「発達段階?」と感じた方はこちらをご覧ください:https://www.kids-island.biz/supplement4

 

今日はタイトルにあるように「3歳児」への対応です。

 

3歳児の「特徴」

3歳児は次のような「3つ」の特徴がみられることが多いです。

 

【特徴1】「衝動性(ゴネたら止まらない)」が減る

3歳を超えると徐々に「衝動性(ゴネたら止まらない)」が減ってきます。

 

ですので、4歳に向けてふと気づくと「そういえば、変なゴネかたをしなくなったなぁ」と感じるようになってきます(もちろん個人差はありますが)

 

ゴネる子への対応に苦慮する親御さんも多くみられるので、ここまで来ると少しは子育てのストレスから解放されるかもしれません(もちろん新しい悩みは出てきますが笑)

 

 

【特徴2】自己の確立

「自己」がかなり確立されてきます。

 

同時に「周りへの興味」や「お友達に愛情を示す」ようにもなります。

 

そこで、ものの「貸し借り」ができることもあれば、できないこともあります(完璧にできたら超ラッキー)

 

ちょうどこの頃は、お友だちとの接点が多くなる時期にもなります。

 

それもあって、ものの貸し借りで悩むお母さまが多いようです。「うちの子は貸せない…」などなど。

 

ただ、この年齢で、何でもあげてしまう方がむしろ心配かなと思います(将来、何でも人にあげる人間になって破産しちゃっても大変ですし(笑))

 

欲しい物は「欲しい」という自己主張は大切です。それが原動力となりますから。

 

問題なのは、理不尽なやり方で取ってしまうことです。

 

そして、取られそうなときに「ダメ!」と子どもが言うのも大切。

 

そのうえで、相手も欲しい、じゃあどうしようか、と考えるのが大切です。

 

これは、相手のある話で、経験を通してしか得られません。クラスルールがはっきりしているスクールで、集団生活を通して学んでいくことが望ましいです。

 

なぜなら、親同士だと相手への配慮から介入のタイミングが早すぎることが多くなる傾向にあるからです。

 

これは、お子さんたちの経験の機会を奪うもので、あまり望ましいものではありません。

 

できるだけこの辺りの認識(ある程度は取り合いをさせましょう)を共有できるようなママ友を早めに作りましょう。

 

ある程度の取り合い・自己主張はさせた上で、相手を傷つけるような行動に出たときはしっかりと注意するようにするのが理想です。

 

例えば、

 

「欲しかったのね。取りたかった気持ちはわかるよ。でも、いきなり取られたらいやだよね。たたいちゃ痛いよね。どうしたらいいかな?」

 

と欲しい気持ちを理解した上で、暴力はいけないということを冷静に真剣に伝えましょう。

 

【特徴3】言葉がすこしずつ達者になってきます

言葉の成長も、この成長を楽しめる1つの要素だと思います。そこは素直に喜んでください。

 

3歳児の「対応」

では、そんな3つの特徴を踏まえて、大きく「5つの対応」を行なっていきます。

 

1)アタッチメント

アタッチメント(=スキンシップ&語りかけ)は引き続き大切です。それぞれのポイントもお伝えすると、、

 

「スキンシップ」はたっぷりとする!自立すればするほど、親子ともに寂しくなっていきますので、触れ合いだけはたっぷりしてあげてください。

 

「語りかけ」は子どもや自分の気持ちや行動を描写や質問、提案してあげるといいでしょう。大人に話すように普通に話してもいい頃です。

 

例えば、「うれしいね」「〇〇は楽しいね」「今、歩いているんだね」「怒っているの?」などです。

 

2)自分でできることを一つずつ増やしていくサポートをする

3歳になると「自立」が確立されていくので、「お世話」ではなく、自分でできることを増やすサポートをしてあげましょう。

 

3)同年代の子どもと遊ぶ機会をたくさん作る

友だちと一緒に遊ぶ機会はとても大切です。

 

「外遊び」で、手足・指先をたくさん、たくさん動かしましょう。特に「自然」での遊びは「感性」も磨くことができるのでオススメです。

 

4)親御さんと離れて過ごす経験をする

これは自立や親子分離の意味も込めて、ご家族や信頼できる施設・スクールで親御さんと離れて過ごす経験をさせましょう。

 

※2歳からが望ましいですが、遅くとも、クラス定員が多い幼稚園に行く前に少人数で経験をしてさせた方が良いです。

 

5)たくさん話す

言葉の発達が見られます。色々とお話しましょう。

 

というのものの「たくさん話す」とざっくりし過ぎていますので、変わった「切り口」を2つご紹介します。

 

【切り口①】モノを決める練習(初級編)をしましょう。

 

モノを与える場合、ただ与えるだけでなく、「これとこれどっちが良い?」などと2つ選択肢を示して選ばせます。

 

そしてこれを広げて、少しずつ自分で決めさせるようにしましょう。決断力はいきなりつくわけではなく、練習・経験が必要だからです。

 

これが将来「決断力」を持てるようになる初歩的な練習となります。

 

【切り口②】怒り」をふつうの言葉で表現する練習をさせる。

 

話をする際には「(泣きながらではなく)普通の声で話してちょうだい」と伝え、保護者も普通の声で(感情的にならずに)話をしていくようにしましょう。

 

怒りをネガティブな感情ととらえる必要はありません。

 

怒りも感情の一つで、人には当然にあるもの。うまく使えば原動力にもなります。

 

ダメなのは、怒りに任せて相手を傷つける行為(どなる、たたく、など)です。

 

「怒っちゃダメ」ではなく、怒りを表現(=口で説明)できるように促していくことが大切です。

 

そうすると、カッとなって、手が出る前に少しタメができてくるのです。

 

5歳くらいまでの間に「僕は怒っている。なぜなら、〇〇〇だから」と言えるようになることは、大人になってからの怒りの衝動をコントロールする上でもとても大切と言われています。

 

ただ、これは大人にとっても大変難しいことなので、無理強いせずに少しずつです。

 

良い意味での「我慢強さ(単なる服従ではありません)」は、将来とても重要なスキルの一つになってきますので、少しずつ取り組んでみましょう。

 

ご質問がありましたら遠慮なくおっしゃってくださいね。今日はここまで。

 

キッズアイランド代表 堺谷

 

 

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