子育てサプリ:発達段階について②~1歳児の場合:独立期


1歳児のキーワードは、独立期。独立とはNoということなり。

今回は引き続き、発達段階シリーズです。1歳児について詳しく述べていきます。

前回お話しした全体像はこちら 発達段階(1~3歳)を理解しましょう

1歳児の特徴

1歳を超え2歳に向けては、Noと主張することが多くなります。

日本では反抗期、イヤイヤ期などと一般に呼ばれていますが、

1歳児は独立期。Noと言うのが仕事!

とお考えください。

Yesと言っていては独立にならないので、とりあえずNoと言っているのかというイメージでしょうか。

大人の感覚では、少し理解に苦しむことも大きな時期なのですが、この独立期、子どもの成長にとって本当に重要なステップです。

独立できている感覚が持てることで、次の大きな飛躍があるように思えてなりません。

 

保護者(主にママ)を基地にして、あっちこっちに興味を持ち、探索を始める(アタッチメントです)

加えて、お友達関係でこの時期には以下も特徴的です。

 他の子どもと同じ場所で遊ぶけれども、バラバラに遊ぶ(Parallel Play

1歳児の対応

引き続き、アタッチメント・語りかけを大切に。語りかけは、気持ちや行動を描写や質問してあげるといいでしょう。

(「うれしいね」「〇〇は楽しいね」「今、歩いているんだね」「怒っているの?」など)

Noが止まらない場合、できるだけのことをしたら「1歳児だから」と気分を切り替え、時にはやり過ごすこともありです。

実家・親せき、お友だちとの交流で、無理なく色々な人にたくさん抱っこして愛してもらいましょう。

親子で一緒に参加する習い事を始める(ママと一緒にお友だちとバラバラ遊びをする)といい時期です。

特に、都市では意識してお出かけをしないと、子どもと二人で家の中で煮詰まってしまうこともあるようです。

外遊びも積極的に!脳の発達においても重要と言われています。

 

少し注意点。家族以外の人と接点を持つ場合、「あいさつして」とか「ほら、にこっと笑ってごらん」と言ってしまいたくなりますよね。

お察しの通り、無理強いは禁物です。子どもは距離感を測っています。

 

スクールで、子どもとの距離を詰めるのが上手な講師を見ていると、

一気に無理をして近づくのでなく、子どもに近づきすぎず、(でも忘れてないよと)一定間隔で声掛けや遊びの提案をして、少しずつ(時間よりも)回数を重ねながら安心感を与えます。そして、心を許したタイミングでぐっと近づいて仲良くなります。本当に見事です。

この方法は心理学的にも「接触頻度が増えると、人は安心感を持つ」ということにも合致します。

 

それと、この時期はお母さんは疲れが出る頃です。

スクールのお母さん方の様子を見ていますと、1歳後半から2歳半までの1年が、ある意味「(大変さの)ピーク」かなぁと推定しています。

一人で頑張り過ぎず、周りのサポートも得ながら

ママが、よく寝て、好きなものを食べて、友達とおしゃべりをする

ことで息抜きしてくださいね。

振り返ると、あっという間に過ぎ去る懐かしい時期、楽しみましょうね~

1歳児の結論

Noは成長のステップです。割切りましょう。息抜きも大切。

そして、たくさん抱っこして、たくさん話しかけましょう!

 

次回は2歳児の発達段階です。

 

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